石原慎太郎の『天才』を読んで、田中角栄の素晴らしさを知る
石原慎太郎の『天才』
内容よりもあとがきが何とも深い内容でこみあげてくるものがありました。
それぞれの立場もあれば名誉もある。
しかし、いざそれが無くなったときに人は本来の自分になれるんだと思う。
政治の世界から引退し、はたと客観的に見てみると、
素直になれて、自分の誤りを認め、本当に正しいものは何だったのかが見えるんだと思う。
田中角栄もいざ政界から身を引くと、
やはり家族の事や、身近な人への感謝の気持ちが溢れてきたと書いてある。
人ってやっぱりそんなとこなんだろうね。
死ぬ間際や、年を取って人生を振り返ると、
仕事ばかりせずにもっと家族と向き合うべきだった。
そんな話をよく聞きます。
ロッキードがどう、金権政治がどうだの自分がどう思い、どう書いても
意味の無いことなので書きませんし考えもしません。
ただ、そういった事実があった事だけは深く胸に刻み込みたいと思います。
自分の為に生きる人生は幸せなんだろうが、
誰かの為に生きる人生はきっと充実してるんだろうな。
人生は一度きり、時間は有限、生き方、考えないとね